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柳瀬晃先生

730 名前:729:2010/02/24 16:22
確かに前から読んでいくな。
でもそういう風に「返り読み」みたいなことするレベルだとたぶん音読しても頭に意味がスッと入ってこないんじゃないかな?
音読することで生じる余計な動作、つまり正しいアクセント、イントネーション、
そういうのにとらわれて内容把握がおろそかになりがちじゃない?
まあ無意識にそういうのができればいいんだけどさ、たいていの受験生はそれができないから、
音読は少し趣味の領域に入ると思うわけよ。

あともう一つ。さらに英語のレベルがあがると、
頭の中で音声にせずに内容把握を試みることが必要になる。
日本語で速読するような要領。
脳のウェルニッケ野って部分(と一般に考えられてる)を介さずに読み取る回路が必要ってこと。
これは段落整除とかで役にたつかな。
音読は若干それに達するのを妨げるんじゃないかなって思う。
常に音声にする癖がついてるとね。
まあ日本語でも癖がついてると習得が大変なことを英語でどこまでできるかっていうのは確かにあるから、
これはあくまで参考程度に。

俺の周りの東大生でクラスでまともに英語しゃべれるやつなんて帰国以外では俺しかいないよ。
自慢が多くてうざいけど(^^;)
音読すらまともにできない。(帰国でもたいていは単語知らないからそんなにおそるるに足らない)
まあすげえ奴はたまにいるけど。たまにね。
つまり音読と東大合格の相関性は薄いってわけ。…まあ若干根拠が弱い議論だけど。

文をスラスラ英語で前から読み取る能力っていうのは、
単語だとか文の構造を瞬時に看破できる能力にある。
それは同じ文の反復で養われるっていうZ会の英語テキストの最初に書いてある主張は結構的を得ているとは思う。
ただ、音読が必要不可欠かというと若干疑問ではある。

俺は別にアンチ正人さんじゃないけど、彼は若干「厳密さ」みたいなものにこだわりすぎかな。
受験数学にε-δ論法みたいな数学的厳密性が要求されないように、
受験英語もそんなに海外の文法家しか知らないような学問性は必要ない。
知ってると気持ちいいけどね。彼はその気持ちを受験生に与えたいんだとも思う。

また長々と語っちまった。
結局言いたいのは、受験で本当に役にたつのは集中して問題演習することだってこと。
で、柳瀬さんの授業はそれに役に立つってこと。

(まあ実を言うと、受験界にはすごい問題集もあってね。
多田正行「思考訓練の場としての英文解釈」っていうやつ。
それを完璧にやったほうが受験英語での点数は上がってたんじゃないかな
って思ったこともある。
まあ俺は柳瀬さんのHandoutsを今でも参考にすることがあるから、今思えばZ会でよかったんだけど。
俺がそれを知ったのは受験直前だったから間に合わなかったけど、
もしすげえやる気にみなぎってる新受験生がいたら手を出してみるのもありかもしれない)
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