社会学と心理学の違い
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名前：
名無しさん
：2005/07/28 02:46
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誰か議論してください！
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1
名前：
匿名さん
：2005/08/01 09:02
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「社会学と心理学の違い」と言われても...。
?漢字が「違う」
?社会学と心理学は問題設定が「違う」
?その他
と、社会学と心理学の「どのような」違いについて知りたいのでしょうか。
この点に関することをそれとなく匂わせてくださらないと、ただ「違い」
の羅列をするだけになってしまうように思えます。
...と、いう具合でいいのでしょうか？
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2
名前：
神田さん
：2005/08/18 11:47
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社会学は現状を打破し我々のための社会を主体的に作っていこうとするが
心理学は現状追認の学問
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3
名前：
匿名さん
：2005/09/19 21:04
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心理学も社会学も、人間の行動に対して興味を持つ点では同じ。
心理学が行動に興味を持つのは、心理学にとって、(心臓でも脳でも化学反応でもなく)行動こそが｢心｣のことだから。
社会学が行動に興味を持つのは、人々の行動を規定するのは社会であり、同時に人々の行動が集まって社会はつくられると考えるから。
心理学の場合には、その行動を刺戟に対する反応として捉えて、それを環境や他の要因で説明しようとする。
社会学の場合には、その行動の向こうに社会の存在を見出そうとする。
例えばある心理学者が｢恋愛｣に興味を持ったとしよう。
そして彼が例えば、｢人はどんな人を好きになるのだろう｣という問を立ててみたりしたとする。
彼はそれに対する答として、価値観が似ている人かなとかお互い足りないところを補える人かなとか、
あるいは実も蓋もないけどやっぱりルックスかなとか色々と考える。
そして更に｢価値観が似ている人に惹かれるのはなぜ？｣とか｢ルックスの良さはどうして重要なの？｣といったように
各々が対人魅力となる理由も考える。
例えば｢価値観｣の場合、その理由は｢P‐O‐Xモデル｣なんていう理論を使って
｢人は自分と他者と対象との関係について、認知的なバランスをとろうとするため｣説明されたりする。
もちろん実験もする。心理学は社会学と違って実際に実験をする。実験をして理論の正しさを確かめる。
このとき被験者は、金持ちでも貧乏人でも学生でも主婦でもいい。
若者も年寄りも同じように恋愛をすると考える。
だから心理学では若者だろうが年寄りだろうが、｢恋愛｣する人間の｢心理｣は同じ理論で説明できるとする。
それに対して社会学では、若者と年寄り、金持ちと貧乏人、男性と女性を区別する。
もちろん住んでいる地域によっても違いが出ると考える。抽象的な｢人｣ではなくて、現実のこの社会のなかで生きている｢人びと｣を対象にするのだ。
例えば｢男はどんな基準で彼女を選んでるんだろう｣といったアンケート調査などの量的調査をやってみるとしよう。
このとき社会学では年齢、性別、職業、収入、居住地域、家族構成などの様々な基準によって人びとを分類し、比較する。
そしてその結果、世代によって差が出れば、それは世代間の社会的・文化的な違いとして把握され、その差異を説明するために
今度は聞き取り調査などの質的調査が行われたりする。
すると「おばあちゃんの若い頃には、恋愛は御法度だった｣なんてことがわかって、
今の社会と昔の社会では｢恋愛｣は異なる姿をしているんだという風に、現代社会を相対化することができたりする。
さらにそこから社会学は、｢今の社会における恋愛観はどのようにしてつくられたのか｣と問い直して、
マス･メディアによる恋愛描写が現代社会の恋愛観を浸透させたんじゃないかと見当をつけてみたり、
逆に「恋愛が御法度だったなら、昔はどうやって相手を獲得してたの？｣と問うてみたりと、
｢恋愛｣の背後に存在する｢社会｣を考える方向へと展開していく。
こんなもんでどう？
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4
名前：
高田さん
：2006/06/05 12:35
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「このとき被験者は、金持ちでも貧乏人でも学生でも主婦でもいい。
若者も年寄りも同じように恋愛をすると考える」
これは間違いです。心理学でも多数の実験において、性差や年齢差を統計にかけます。
差が有意でない場合は論文の結果に載らないこともあります。
しかしどの論文を見ても協力者の年齢や性別は書いてあります。性差や年齢差が検討されていないのではありません。
それだけでなく、協力者の母集団も検討します。協力者が東京の私大の学生のみなのか、福島の国立大学の学生なのかといったこともきちんと記載されています。
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