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仮面浪人をする人間へ

0 名前:亀梨和也:2007/04/21 11:48
 和田は、どうしてこんなにどうしようもない
ダメ人間になってしまったのであろうか。
そのヒントは、彼の経歴にある。
彼は現役で中央大学に入った後、
1年間の仮面浪人を経て94年に早稲田大学に入学した。
7年間在籍後の2000年3月に授業料未納による除籍処分となり、
2002年、再び早稲田大学の第二文学部に入学している。

 まず、中央大学で仮面浪人をしていた点に注目しよう。
一般に仮面浪人をする人間は、
大学から先のライフプランが全く出来ていない人が殆どだ。
仮にぼんやりでもいいから将来の目標を意識していれば、
例え大学が自分の希望通りにいかなくても、
その目標のために動き出せる。それがないからこそ、
どうしても名前にブランド力のある大学に入ることが
第一の目的に化してしまうのだ。
そうして仮面浪人を成功させた人間は、
普通の浪人生とは比べ物にならないくらい
希望の大学に入れたことに満足してしまい、
何も考えずに大学生活を過ごしてしまう。
そんな浮かれた中で、どういう経緯かは知らないが、
和田はスーパーフリーと出会ったのだろう。
将来どころか、1年先2年先程度の自分の未来を見据える能力すらなかった
和田は、何も考えずにスーパーフリーの活動に熱中したに違いない。
その結果が、大学除籍処分である。例えば、「授業料を払わないと、
除籍されてしまうから、最低今年だけでも、払っておかないと」、とか、
「今年を休学扱いにしてしまおう」とか、考えることが出来れば、
あと何年かは早稲田にいられたのに、それすらも、予見出来なかった。
先を読めない人間は事が重大になってからはじめて、動き出すのである。
そうして和田が取った行動は、大学再受験であった。

 仮に和田が大学卒業後、就職しようと思っていれば、
年齢的に今から大学に入っても何にもならない。
大学院に進学するつもりもさらさらない。
一体彼は、何故再び大学生になろうとしたのか。
目的はただひとつ、「一流大学の肩書き」であった。
再受験に際して、和田は、最初旧帝大に
入ろうとしたらしい。しかしあっけなく失敗し、
やっとのことで早稲田の二文に引っかかった。
ここで、普通の人なら、「早稲田の二文って、
・・・バカじゃん。」と笑ってしまいそうになるが、
笑い事ではない。これで、再び彼は、早稲田の学生を
名乗れることになったのだから。
サークル内に限って言えば、十分和田の地位は
あったであろうに、それでも肩書きに一流大学名が
ないと何も出来ないのは、まさしく彼の人間的な弱さを
表している。逆に言えば、大学ブランドの力を
信じきっていた純情な人間なのかもしれない。
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