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大学受験と高校受験における、偏差値の違い

0 名前:医学部の厳しさ:2008/11/21 03:50
高校受験は、母集団のレベルが極めて低く、そのため偏差値がインフレ状態になります。
高校受験では同世代の下位層のほとんども受験し、中学受験組が参加しないため、大学受験や中学受験に比べて、偏差値が異常に高く出るのです。
大学受験と高校受験の偏差値を比較する場合は、高校受験の偏差値-10(文系)、-15(理系)が大学受験の偏差値だと言われています。
文系と理系で違うのは、理系の方が母集団のレベルが高いからです。いわゆるFランクのほとんどは文系で、理系は難関の医学部も含まれます。
よって、

高校偏差値60 →大学偏差値(文系)50 大学偏差値(理系)45
高校偏差値70 →大学偏差値(文系)60 大学偏差値(理系)55

といった具合になるわけです。自分の高校の進学実績の平均を見ると、だいたいこのようになっているはずです。
(進学実績を見る時は、3ヵ年の合計なら3で割り、浪人を含むのであればその分を割り引き、どれほど推薦合格者が含まれるのか先生に確認しておくといいでしょう)

そして、国立医学部で一番簡単とされる、島根大学医学部ですら理系で偏差値65あります。
センター試験で言えば、86%ですね。どんな国立大学部であっても、京大工学部と同等以上の難易度を誇るのです。
つまり、「どこでもいいから国立大学医学部に入りたい!」という場合でも、偏差値80の高校で、平均レベルの学力が必要になります。
そして、偏差値80の学校は存在しません。あの筑駒ですら77です。結局、どんな超一流校にいたとしても、平均レベルでは国立医学部には進学できません。

「大事なのは本人で、高校は関係ない」という人がたまにいます。しかし、本当にそうでしょうか。
たしかに本人の努力次第で、進学校の生徒に勝てる可能性はあります。しかし、その可能性はかなり低いものと言わざるをえません。
多少の誤差はあるにせよ、東大京大や医学部に合格者がゼロだった高校から、いきなり5名合格なんてありえません。
進学校生徒と同じ勉強量では、彼らにいつまで経っても追いつけません。逆にどんどん差をつけられていくのが、ほとんどのはずです。

医学部への道はこれほどまでに険しいのです。5浪以上するひともいます。人生を棒に振る恐れもあります。安易な気持ちではなく、それなりの覚悟で挑戦して下さい。
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