NO.10445251
モウ恋ナンテシナイナンテイワナイヨ絶対イワナイヨナンテ絶対イワナイヨ
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731 名前:凪影 ◆PYoYNAGI:2005/07/04 12:07
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極性分子どうしは電気的引力により強く引き合う。
一方で、極性分子と無極性分子、無極性分子どうしはそんなには強く引き合わない。
よって、極性分子と無極性分子は混ざりあいにくい=溶けにくい。
(極性分子どうしで引き合ってかたまってしまうから。)
ところが、ヨウ素と四塩化炭素のような無極性分子どうしでは、ヨウ素どうしや
四塩化炭素どうしがかたまっている理由がとくになく(そんなに強く引き合っていない
から)、それなら混ざろうということ。
「それなら混ざろう」というところなのだが、例えば2つの部屋があって片方には窒素を、
もう片方には酸素を入れ、部屋の間の仕切りをとると、窒素と酸素は均一に混ざって
広がる。それと同じと考えてよい。世間では「乱雑さが増大しようとする」
とか言ったりするかもしれない。
同じように、水とエタノールのような極性分子どうしも、強く引きあう
わけだから、水どうしやエタノールどうしでかたまっている理由がなく、混ざろうと
するわけ。
というわけで、分子どうしが引き合おうとするのと、とりあえず混ざろうとする
「乱雑さが増大しようとする」のを両方考えて、溶けるか溶けないか?
決まるということでよいのではないだろうか?
ただこれをちゃんと数値的に見積もるのは大変な作業であり、経験的に
極性の似たものどうしはよく混ざる(溶け合う)というわけなのだね。
以上、自己満足でした。