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偏差値、
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2 名前:匿名さん:2007/01/13 12:48
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古賀たまき著
:『間違いだらけの学校選び Ver.2 全国版 [大学編]』(1994.8.20)
≪上智大学≫ ~難易は高まった~
【概要】
総合大学。明治44年に上智学院が設立されている。この大学ほど考えが分かれる大学も珍しい。早慶に匹敵すると考える
人もいる。逆に、古い人なら、未だに単なるお坊さん学校と思っていたり、明学などとどちらが良いかと聞いてみたり。今
の人でも上智より横浜国大、立教、同志社などを優先する人もいる。もっとも、その選択が一概におかしいとは言えない。
おそらく、上智に入った人は第一志望か何かで、満足して入った人が多いのだろう。そして教育内容の良さなどもあって、
入学後もしばらくは良い大学に入り良かったと思い続けるのだろう。
【難易】
[69] かなり高い。これだけ高いのだからセレクトでなくスーパーでいい。だが今ぐらいの難易になったのはいつ頃
からか。
【実績】
まだ少し。今後の(も)急成長は予想されるが、早慶なども遊んで待ってくれるのでもない。差の縮小は進むはずだが。
【実力】
かなり高い。早慶水準と北海道大、東京外大に及ばず、他の一般大を超える。
【学部】
依然として人文系中心。単純な話、法や理工があるのを知らない人もいる。または、仮に知っていても「一応はあるが」
くらいに思う人もいる。特に理工。理工系志望者はもっと上智に注目してほしい。
【経済界】
まだ少し。それが就職戦線にも表れる。本書は従来禁句だったことを打ち破る書なのであえて言ってしまう。普通、優良
企業は一流大には大体の採用定員枠を決めている。それは何人くらいは欲しいというのと同時に、何人くらいに押さえたい
ということでもある。こんなことを知る人は多いが。優良企業にとって、上智はまだ「長年、多数の優秀な人材を供給し
続けてくれた学校」ではないので、こうした定員はほとんどない。だが、その他多数の中では、最近は最も高い資質を評価
されるので、第一志望入社率などではもう早慶水準とあまり変わらないかも。入ればいいとは限らないが。企業から
すれば、例えば次の様か。「最近の上智出身者はよく出来る。来年以降も是非採りたい」
【競争相手】
やはり東京外大。私は、まだ東京外大の方が実力は高いと考えているが、そう考えない人もいる。しかも上智は躍進途上
にあるのに対し、東京外大は、申し訳ない言い方だが、成熟または老齢期に入っている感じ。「将来を考えれば…」という
気はするが。
【おススメ度】
文・外語・理工★★、他★。ただし、文・外語はその方面に進むという前提で示している。94年度版、そして本書の内容
に怒り心頭という上智関係者も多いはず。だがよく見てほしい。私は早慶以上と北海道大、東京外大を除いた他の一般大を
超えると考えている。こんなに高く評価する人はほとんどいない。いや、そんなことより、現実をよく見てほしい。
【戦略】
英語は重要だが、それがすべてではない。