NO.10417524
暗小説
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132 名前：ミンミ ◆4Vt/54YQ：2005/10/08 05:14
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タイトル：罪に罰
家は隣同士で誕生日も１週間しか違わナイ幼馴染の男女；愛咲和人（あいざき・かずひと）
と大竹リサ（おおたけ・りさ）がいた。リサは和人に物心ついてからずっと想いを寄せていたが
恥ずかしくて告らず仕舞い、そのまま２人は高校を出て和人はダンサ→を夢見て単身海外へ行き
リサは専門学校に進学する。遠くに行った和人を半ば諦めたリサは淀葉アキラ（よどば・あきら）
という和人そっくりの男と恋仲になるがやはり本物には叶わずすぐ別れてしまう
しかしアキラはリサから離れられずリサは卑怯なコトにアキラにもし和人に告って×だったら
戻って来てやると言う約束をするがそれでもアキラはＯＫしたのだ
そして年末；和人が帰省中リサは彼を呼び出した。２人が幼い頃遊んだ街の外れの裏山で戯れ・・・
“それで、何なんだい？伝えたいコトって？？？”“あたしずっとカズがスキだったの・・・遠距離でも良ければ付き合って！”
しかし返事はＮｏだった。彼は恋愛よりダンスを優先したかったのだ・・・
とっさにリサは何を思ったのかポケットからライタ→を出し点火、それを和人に投げ付けた！
たま×２空気は乾燥し和人は燃えやすい生地の服を着ていた不運から彼はあっという間に炎に包まれてしまう
彼の露骨な悲鳴をアトにリサは裏山を去った。息子が海外に帰る前日になっても姿を現さナイのを心配した和人の両親は
捜索願を出すが彼は見るも無惨な焼けた屍と化して後に帰って来た・・・
その頃リサは和人のニセモノのアキラとそういうワケでまた付き合っていた。ちょうどデ→トで
アキラの車でラジオを聞いていた。その時殺人事件のニュ→スが流れ“愛咲和人”とアナウンスが流れた
“おい、愛咲和人って・・・”“実はあたしが殺したのよ、フラれたから”リサがボソッと言う
突然アキラは何を思ったのか車を警察署に走らせた“ヤメて、言わナイで！！！”とアキラに絡み付く彼女に
アキラは言う“違うよ、俺がヤッたって言うんだよ・・・”と言って濡れ衣を着て自首してしまう
“ホレている女が彼を愛していて嫉妬の勢いで殺しました、彼に消えて欲しかった”
しかし現場から見付かったライタ→からアキラの指紋は検出されなかった。それをアキラは
“彼を愛してるその彼女から借り殺った時手袋をしてたからです。俺に振り向かなかった彼女も何となく
ムカついて彼女のせいにするツモリでした・・・”さすがにこの作りバナシでアキラはそのまま逮捕がキマり
犯行の残虐さと誰かに濡れ衣を着せようとした卑劣さから若くして終身刑を言い渡される
“そこまでしてあたしがスキだったの・・・？？？”護送車にのるアキラの背中を見てて初めてアキラに想いが傾く
が、時、既に遅し。その後リサは毎晩和人を殺した時のユメに毎晩うなされ日中はアキラをスキにならなかった後悔に
苛まれいつしか頭がおかしくなってそのままドコかへ行ってしまう
彼女がドコへ行ったかは誰も知らない・・・