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【教壇の】中畑佐知子パート8【ブリュンヒルデ】
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772 名前:匿名さん:2012/12/15 05:11
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おはようございます。
>>771
さよう。
生き方を問うということは生き方に内在する不確実性を問うということ
にほかならず、この不確実性はその不確実性のために確実性(理)の名
のもとに知の領域を截断するある種の学問のありかたによって却って
拡大された不可知の領域に対する挑発でもありうるのです。
すなわち生き方を問うことは、不可知の範囲を拡大し、
よって反射的に無知の範囲をも拡げうる。かかる状況こそがまさしく
知の出番であって、エリートS一門はそこから一歩進んで無知の
領域にたいする不断の攻勢をしかけるその知的獰猛性をもってして、
無知を克服しようとする。
したがって不可知の領域の拡大は可知の範囲を狭めることではなく、
それは知の閾値の拡大であって、かつまたその是認にほかならない。
鳴動し、伸縮し、膨張を続ける無知を端的な例は、生き方でありましょう。
そのために、知的興奮に酩酊する数多くの試験官は、発作的にビヘイビア
(無知の知)をとわざるを得ないのです。無知は彼が強靭な知性を具備し
うるかを「知る」ための恰好の指標であるのですから。
ご清聴、ありがとうございました。