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【自由平等】諸岡浩太郎スレッドその3【そして愛】
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226 名前:代々木校:2006/06/29 17:15
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>>221
とりあえず明日はサテないけど・・・?
>>224
彼は毎授業一回は「思想には多様性があっていい」旨の発言はしている。
その辺は一番気を使っているところだと思うよ。
さて、思想の絶対性っていう話だが、それは突き詰めるとキリがなくなる問題であるように思う。
全ての事柄において、対立する思想や概念を取り上げ、更にそれでは収まりきれない
新思想を紹介し、という事をやっていたらそれこそ授業に差し障る。
だから、前述の様な注釈を入れた上で自分の考え方を披露するのは悪い事ではないんじゃないか。
一時的に思想に染まるといっても、それを人生単位で温存するヤツなんていやしないだろう。
考え方に対する理解が深まれば深まる程、「それ以外の考え方」というものも見えてくる。
選択肢が広がっていく訳だ。
逆を言えば、そういう思考の深化を行わない人間にはそれこそ薬にも毒にもならないだろう。
言い方は悪いが、その辺の主婦が「やっぱり戦争は怖いわー」とか言ってたところで、
世界にもその人自身にも大して影響はないのだから。
彼の授業を受ける事で、視野狭窄を起こした勘違い左翼が醸成されるかといったらそれは
考えすぎだろう、ぶっちゃけていえば。
刺激は強いが、あの授業で道を踏み外してしまうとすれば、それはさすがに先生の責任でなく個人の責任だよ。
エリクソンだったか、言っているように、10代の自己を形成する時期においては、
「自分が強く信じられる思想的共同体に属する」事は有益であり必要とされる。
その意味において、彼の授業が間違っているとは俺は思わない。
ちなみに、先生に「先生の思想とは対立する様な参考文献」を尋ねれば、
幾つもスラスラと挙げてくれると思うよ。そういう意味で偏った人間ではないハズだ。