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予備校講師が本職じゃない予備校講師たち
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46 名前：名無しさん：2005/08/04 16:09
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現在、とある地方の私大で助教授をやっている者です。
院生・大学非常勤講師時代に、大手予備校の地方校舎で掛け持ちしていました。
私の経験で言うと、国公立はもとより、私大の常勤教員が予備校講師を
兼務するなんて到底考えられないです。
国公立大だと一応公務員ですから兼業禁止規定に引っかかります。他大学への
非常勤講師としてなら、教育研究活動の一環として教授会の認可（っていうのかな）
も下りますが、予備校への出講は１２０％認められないですよｗ（参考までに、
他大学への非常勤としての出講でも、その分を正規の勤務時間を延長して穴埋め
することが求められます。形だけのものですが）。学術振興会のＰＤも、研究専念
義務がありますから（最近は大学非常勤は認める方向に緩和されてますが）
予備校への出講なんてバレたら大変ですよ。
私大の専任教員にしても、講義・演習合わせて最低でも週５コマ程度、それに
入試委員だの学生委員だの教務委員だのといった雑用に追われ、その上に
自分の研究も進めなきゃならんわけで。。。。加えて、他大学の先生に非常勤講師として
来てもらう代わりに、自分もそこへ非常勤として出講しなけりゃならんという
「どうしても断れない貸し借り」ってのがありまして。概して、首都圏で言えば
早慶上智はもとより、マーチとか日東駒専あたりの先生なんて、本当に忙しいですよ。
とてもじゃないが、マトモな先生なら、予備校に出てる時間的余裕なんて
ないですよ。給料にしても、４０歳目前で年収１０００万（手当て等込み）で
貰ってるわけですから（私はそんなに貰ってませんがｗ）。
そんなわけで、「大学（助）教授だが予備校に来てる」なんて人がいたら、
基本的にはホラ話、１万歩譲って本当だとしても、窓際閑職に追いやられてる
マトモでない先生ぐらいに考えるべきだと思いますよ。