【ミルクカフェ掲示板TOPページ】   ■早稲田大学掲示板掲示板に戻る■   最後のレス   1-   最新30  

NO.10441293

新入生に「日本語の文章講座」、論理的思考力を育成…早大

0 名前:名無しさん:2009/08/13 04:42
学生の“日本語力”を引き上げようと、早稲田大学(東京都新宿区)では、来年度から、新入生を対象にした「日本語の文章講座」を行う方針を決めた。
理路整然と話したり、書いたりすることが出来ない学生が増えているためで、日本語で論理的に表現する力を身につけさせるのが目的。
数年後には、約1万人の新入生全員を対象に実施したいとしている。

早大ではここ数年、「学生たちの論理的に考え、表現する力が落ちている」といった指摘が教員らから相次いでいた。ある教授は、「ゼミで議論をしても、自分の思いこみや考えを言いっぱなしの学生が多い。
意見の論拠や、反対意見よりどう優れているかなどをきちんと説明できないので、議論が深まらない」と嘆く。
早大はほぼ全員の学生を対象に、英語でリポートを書かせたり、議論させたりする少人数の英語教育を行っているが、講師陣からは「まずは、日本語でしっかり議論できる力がないとダメ」といった意見も出ていたという。

日本語で考える能力が落ちている背景について、早大は、読書量が減っていることやメールでのやりとりで短い文章しか書いていないことがあると分析。学生の論文の添削指導を丁寧に行うことで、日本語で考え、表現する力を向上させることを決めた。
「日本語の文章講座」では、2か月間、毎週違う課題が与えられ、添削は、日本語を専門的に学んだ早大の大学院生が担当。論文の提出と添削はインターネットを通じて行うことが検討されている。一つの新聞記事に対し賛成や反対の立場から書かせたり、
自分で決めたテーマについて論理構成を意識して記述させたりするという。

初年度となる来年度は2000~3000人を対象に行うことを予定している。
田中愛治・教務部長は「日本語で論理的に考え、書いたり、話したりする力はすべての学問の土台。日本語を使いこなす力をしっかりと磨くことで、その後の専門教育が充実するはず」と話している。


(2007年10月19日 読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20071019ur02.htm

前ページ  1 > 次ページ


トリップパスについて

※全角750文字まで (必須)