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前病院長、使途不明金２千万円を全額返還へ/横浜市大
0 名前：名無しさん：2009/05/15 14:21
2009/05/14
横浜市大付属市民総合医療センター・杉山貢前病院長の架空請求による使途不明金問題で、市大は十四日、最終調査結果を発表し、前病院長に使途不明金二千五十四万円を全額返還させるとした。
前病院長以外の教授らの「プール金」の問題については、十三日付で二人を戒告、二人を文書訓戒、五人を文書厳重注意にした。
関与した事務機器業者は六カ月間の入札参加等停止処分。
また、前病院長の施設不適切使用でセンター管理責任者を文書訓戒にした。
刑事告訴について市大の本多常高理事長は「不明金の全額返還などを総合的に判断し、現時点では行わない」と述べた。
十二日付で名誉教授の称号取り消しを通知したが、退職金の返還は求めないという。
市大によると、前病院長は十一日に市大を訪れ、「大学と病院の社会的名誉と信頼を失わせて申し訳ない」と謝罪。
市大が不明金の全額返還を求めたところ、十八日までに返済すると述べたという。
前病院長は、奨学寄付金、学内研究費の架空請求で事務機器業者の口座に三千九百四十八万円をプールし、二千五十四万円が使われていた。
前病院長側は「パソコンやエアコンなど病院の備品購入に充てた」と主張しているが、市大調査で該当すると推測される備品は約一千万円分程度。
それも「確証は取れない」という。
そのため市大は「謝罪金の意味も含め、全額返還を求めた」という。
業者の口座に残っていた前病院長と大学関係者の架空請求金計約二千百九十万円も大学に返還させた。
市大の対応について十四日の市会常任委では、「再発防止の観点から、金を返したら一件落着ということは許されない」（自民・佐藤茂氏）、「無罪放免でよいのか」（無所属クラブ・太田正孝氏）などの声が上がった。
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