NO.10426785
?場?としての広島大学
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0 名前:名無しさん:2008/04/04 09:01
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遠山亮子・野中郁次郎 (2000) 「よい場」と革新的リーダーシップ:組織的知識創造についての試論 一橋ビジネスレビュー 2000 Sum.-Aut.
によると ・・・
?場?とは、「人間存在の基盤となる時空間を含む場所性の概念」と捉えている。
効果的な知識創造を行なうためには、その知識の存在基盤となる場を創っていく
ことが求められるとしている。
そして、知識創造に結びつく「よい場」の条件として、以下のような項目を提示している。
1.独自の意図、目的、方向性、使命等を持った自己組織化された場所
2.参加者のコミットメントが存在する(場の目的にコミットし、場において生起するイベントに積極的に関与する)
3.内部からと外部からの2つの視点を同時にもたらす
4.参加者が直接経験をすることができる
5.物事の本質に関する対話が行なわれる
6.境界が開かれている(参加者が自由に出入りし、共有された文脈が絶えず変化していく)
7.形式知を実践を通じて自己に体化することができる実践の場
8.異種混合が行なわれる
9.即興的な相互作用が行なわれる
また、「よい場」が活性化することによって知識創造に結びつくという視点から、以下のような要素が必要であると提唱している。
1.自律性:場を共有するメンバーが知識創造に向って自律的に活動すること
2.創造的カオス:組織に意図的に危機感を導入したりすることにより、組織に緊張をもたらし、メンバーの注意を問題解決に集中させる
3.最小有効多様性:組織が秩序とカオスのバランスを保つためのものである
4.冗長性:日常業務を遂行する上ですぐに必要のない情報が組織に蓄積されている状態
5.愛、信頼、コミットメント