NO.10446898
浦島太郎
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0 名前:名無しさん:2021/08/12 09:05
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ある朝、浦島太郎が浜辺を歩いていると、子供達が亀をいじめているのが見えた。
巷では流行の仕掛け人とも呼ばれる浦島太郎、俺にもやらせてー! と叫ぶなり、すかさず子供達にかけより、持っていた釣竿で亀をペシペシたたき始めた。
浦島次郎が浜辺を歩いていると、子供達と太郎が亀をたたいているのが見えた。
流行に敏感な浦島次郎、何それいいじゃーん! と叫ぶなり、一緒になって素手で亀をペチペチたたき始めた。
浦島三郎が浜辺を歩いていると、子供達と太郎と次郎が亀をたたいているのが見えた。
流行に乗り遅れるのが大嫌いな浦島三郎、あーそれねーいいよねー などとひとりごち、亀にぺたぺた触り始めた。
浦島十五郎は遠巻きに亀と自分の写真を撮るだけであった。
浦島二十六郎が浜辺に来た頃にはすでに亀はおらず、砂浜の砂を至りたた触ったりする集団がいるだけであった。
浦島八十三郎は砂浜の屋台で亀アイスを食べていた。
浦島二百四十郎は朝起こしにきた母が亀のモノマネをやったのを見て、もう亀の話はすまいと心に決めた。
浦島千一郎が浜辺にやって来たとき、亀の話をしているのはもはや爆笑問題のみであった。
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1 名前:匿名さん:2023/05/09 22:56
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そうかいそうかい
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