NO.10396529
「両腕の無い女」
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0 名前:サナ:2004/09/26 08:31
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この現代の荒廃した地に一人の少女が降り立つ。
人は彼女を奇形児、変人だと罵声を浴びせつづける。
だが彼女はこう言う。
あなた達が嫌っているものは私であって私ではないの。
だから臆することなんてなにもない。私は生かされてるの。と。
10年後21世紀を迎え、彼女は再び口を開く。
私はこの世界では認めてもらえない。
だからといって他に認めてくれる世界もないの。
でもね、私を認めてくれない事が私を認めていることなの。と。
彼女のこの世界での在り方、今から始まる。
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1 名前:匿名さん:2004/09/26 09:57
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2 名前:サナ:2004/09/30 23:04
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生かされているのに居場所はなくて。
他者との認識の間にしか生きられない人間でしかないの。
模索する方法も
動き出す切掛も
失ってしまった。
それは奇形児だからでも変人だからでも人間だからでも無く。
ただの欲望と勇気の不足でしかない。
狭さと醜さによるよどみだけが底には有って。
それが美しさだと少女はいう。
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3 名前:サナ:2013/11/22 05:39
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頭は悪いけれど馬鹿ではないわ。
対比の問題でしかないけれど。
容貌は醜いけれど醜くないわ。
基準の問題でしかないけれど。
そう信じている限り永劫に愚かで汚れたままなので有るけれど
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4 名前:サナ:2013/11/22 05:39
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結局彼女は孤独で英明で美しくて。
ただ生を受けただけでは満足など出来ないのである。
自己陶酔にも自己顕示にも自己憐憫にも自己探索にも救いなど。
或る筈もなく。
此の壗、言い訳を沢山残した壗、投げ出してよいですか?
他者に救いを求める弱さを否定してきたが。
底に有るのは矢張り自己陶酔と自己顕示と自己憐憫と自己探索かしら?
なんと痛々しい情景であるか、神には分かるまい。
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